川崎市には、ハクビシンなどを自分で捕獲する市民を支援する要綱があります。捕獲器具を無料で貸してくれる制度ですが、使うには前提条件があります。何が無料で、何が自分の負担かを整理します。
結論:川崎市は要綱にもとづき①捕獲方法の助言 ②捕獲器具の無料貸し出し ③捕獲した動物の処分を支援しています。ただし処分は「捕獲許可を取得した者が実施」と定められており、先に許可が必要です。許可の手数料はかかりません。窓口は川崎市動物愛護センターです。
許可の取得から捕獲まで自分でやるのが難しい方へ。点検・見積もり無料(関東全域)
この記事の目次
市の支援は「3つ」と決められている
第3条 センター所長は、前条に規定するハクビシン等の捕獲を実施する市民からの要請があった場合は、次の各号に掲げる事項について支援するものとする。(1)ハクビシン等の捕獲方法等についての助言(2)捕獲器具の貸し出し(3)捕獲したハクビシン等の処分
出典:川崎市「有害動物捕獲支援要綱」第3条(施行 平成16年11月1日・改正 平成28年4月1日)川崎市:有害動物捕獲支援要綱(PDF・46KB)(新しいタブで開く)
(2)捕獲器具の貸し出しについては、期間を限定して無料貸し出しとする。(3)捕獲したハクビシン等の処分については、捕獲許可を取得した者が実施するものとする。
出典:川崎市「有害動物捕獲支援要綱」第4条川崎市:有害動物捕獲支援要綱(PDF・46KB)(新しいタブで開く)
対象は「人家等に営巣し、騒音やふん害等の生活環境被害を発生させた有害動物であるハクビシン」などと定められています。庭を通るだけ、といった段階では対象になりません。
先に必要なのは「捕獲許可」
要綱の支援を受けるには、有害動物捕獲支援依頼書に許可証の写しを添えて提出する必要があります。つまり順番は「許可を取る → 器具を借りる → 捕獲する」です。
手数料 かかりません。
出典:川崎市「鳥獣の捕獲等及び卵の採取等の許可申請」(2024年4月3日更新)川崎市:鳥獣捕獲許可の申請
許可は「被害等が生じているか又はそのおそれがあり、防除対策によっても被害が防止できないと認められたとき」に出るとされています。申請にはオンライン申請と窓口申請があり、被害箇所や捕獲場所の図面、捕獲方法の説明書などが必要です。手続きの流れは捕獲許可の取り方でも解説しています。
| やること | 誰が | 費用 | 窓口 |
|---|---|---|---|
| 捕獲方法の助言 | 動物愛護センター | 無料 | 川崎市動物愛護センター(044-589-7137) |
| 捕獲器具の貸し出し | 市(期間限定) | 無料 | 同上(依頼書+許可証の写しを提出) |
| 捕獲の実施 | 市民本人 | 自己負担 | — |
| 捕獲した動物の処分 | 捕獲許可を取得した者 | 要綱に費用の記載なし | 同上 |
| 侵入口の封鎖・清掃消毒 | 本人または業者 | 自己負担 | — |
器具を壊した場合は弁償が必要です。要綱には、故意または重大な過失で貸出器具を破損した場合の弁償が定められています。慣れない作業では、捕獲そのものより「そのあと」が負担になりがちです。
許可・捕獲・封鎖・清掃までまとめて任せたい方へ。点検・見積もりは無料です
業者に頼んだ場合の費用相場【動物別】
| 動物 | 軽度の目安 | 重度の目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ハクビシン | 3万〜10万円 | 10万〜30万円 | 屋根裏被害の代表格 |
| アライグマ | 5万〜15万円 | 15万〜30万円超 | 捕獲に手続きが必要で高め |
| ネズミ | 1万〜10万円 | 10万〜30万円 | 繁殖が早く再発対策が費用を左右 |
| コウモリ | 1万〜10万円 | 10万〜30万円 | 侵入口の数で変動 |
金額は「どこまでやるか」で決まります。追い出しだけの見積もりは安く見えますが、侵入口を塞がないと戻ります。内訳の比べ方は業者の選び方7つのチェックポイントで解説しています。
川崎市で気をつけたい3点
- 捕獲だけでは終わらない——侵入口を塞がなければ別の個体が入ります。封鎖まで含めて計画してください。→ 再発防止工事の内容と費用
- ネズミは別の窓口——ネズミは鳥獣保護管理法の対象外で、相談先も対応も異なります。→ 神奈川県のネズミ駆除
- 制度のページは移動することがある——アライグマ防除実施計画の案内ページは、2026年9月時点で直接アクセスできませんでした。最新の運用は動物愛護センターにご確認ください(ページが見つからないことと、制度が無いことは別です)
あわせて読みたい
📄 業者選び10項目チェックリスト(PDF・231KB・無料)(新しいタブで開きます)
川崎市の害獣駆除でよくある質問
Q. 許可を取らずに捕獲器を借りられますか?
要綱では、処分は捕獲許可を取得した者が実施すると定められ、依頼書には許可証の写しの添付が求められています。先に許可の手続きが必要です。
Q. 賃貸です。費用は大家と入居者のどちらが払いますか?
建物の隙間など構造上の原因なら、修繕は貸主の義務が原則です(民法606条)。入居者には遅滞なく通知する義務があるため、先に業者を手配せず、まず管理会社へ連絡してください。→ 駆除費用は誰が払う?賃貸・持ち家の負担区分
Q. 捕獲した動物はどうすればいいですか?
要綱の支援に「捕獲したハクビシン等の処分」が含まれています。運搬や連絡の方法は動物愛護センターの案内に従ってください。
Q. 屋根裏の掃除まで市がやってくれますか?
要綱の支援は助言・器具の貸し出し・処分の3つです。清掃消毒や封鎖は含まれません。
まとめ:無料なのは「器具」、負担は「工事」
川崎市の支援は、自分で捕獲する人の負担を軽くする制度です。器具は無料で借りられますが、許可の取得と捕獲作業は本人が行い、封鎖・清掃は自己負担になります。自分でやる時間と手間を見積もったうえで、業者に頼む場合の見積もりと比べてください。
駆除太郎は川崎市を含む関東全域に対応。点検・見積もり無料です
運営:株式会社uloie「駆除太郎」/本記事は2026年9月時点の情報をもとにしています。

















