神奈川県のネズミ対策は、「薬をもらう」から「器材を借りる」へ移っています。横浜市と川崎市は捕獲器を貸し出す一方、薬剤の配布は廃止した市が複数あります。使える支援を知っておくと、最初の一手が変わります。
結論:横浜市と川崎市はネズミ捕獲用のカゴ(捕獲器)を貸し出しています。一方、川崎市は2012年度、横須賀市は2005年度に薬剤の配布を廃止し、相模原市も配布は行っていません。駆除作業はどの市も実施しておらず、紹介窓口は神奈川県ペストコントロール協会(045-681-8585)です。
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この記事の目次
神奈川県の自治体はどこまでやってくれる?
| 自治体 | 相談 | 無料でもらえる・借りられるもの | 駆除作業 |
|---|---|---|---|
| 横浜市 | 各区の福祉保健センター | ネズミ捕獲用のカゴを貸出(区の窓口で申込) | 行っていない |
| 川崎市 | 各区役所の衛生課 | 捕獲器の貸出あり(事前連絡が必要)/薬剤配布は廃止 | 行っていない |
| 相模原市 | 生活衛生課 | 殺鼠剤の配布は行っていない | 行っていない |
| 横須賀市 | 保健所生活衛生課 | 薬剤配布は廃止(相談対応のみ) | 行っていない |
| 藤沢市 | 生活衛生課 | 公式ページに配布の記載なし | 記載なし |
| 平塚市 | 市は保健所を置いていない(相談先は要確認) | 公式ページで確認できず | 記載なし |
捕獲器を借りられる市がある
横浜市は各区の窓口でネズミ捕獲用のカゴを貸し出しています。区内在住の人が対象で、申込は区役所の担当窓口です。川崎市も捕獲器の貸出を続けており、在庫状況によるため事前連絡が必要とされています。
横浜市のページには「駆除料金は全額自己負担」と明記されています。器材は借りられても、業者に頼む部分の費用は自分持ちという線引きです。
薬剤の配布をやめた市とその理由
市ではネズミの駆除は行っておりませんが、家庭内にネズミが発生して困っている人の相談や、駆除業者の団体を紹介しています。なお、殺鼠剤(さっそざい)の配布はしておりません。
出典:相模原市「ネズミの駆除について知りたい。」(2025年7月4日更新)city.sagamihara.kanagawa.jp
川崎市は平成24(2012)年度から殺そ剤の配布を廃止しました。横須賀市はさらに早く、平成17(2005)年度で廃止しています。横須賀市は理由も公開していて、配布していた薬剤が薬事法上の医薬品に該当し許可が必要だと指摘されたことと、薬剤散布による事故が増えたことを挙げています。
市販の殺そ剤も同じリスクがあります。小さな子どもやペットがいる家庭では、置き場所と保管に注意してください。屋根裏で死んだ場合、腐敗臭とハエ・ダニの原因になります。→ フンの掃除と消毒の手順
「自治体で借りた器材だけでは減らない」——そんなときは無料点検で侵入口を洗い出します
ネズミ駆除の費用相場【作業内容別】
| 作業の範囲 | 費用の目安 | 内容 |
|---|---|---|
| 部分的な駆除 | 1万〜10万円 | 1部屋〜数部屋。捕獲・毒餌・簡易な封鎖 |
| 建物一式 | 10万〜30万円 | 調査・駆除・侵入口の封鎖・清掃消毒 |
| 封鎖のみ(追加) | 1箇所5千〜2万円 | 金網・パンチングメタル・防鼠パテなど |
| 清掃・消毒(追加) | 2万〜10万円 | フンの回収・消毒・断熱材の交換 |
金額の幅は「どこまでやるか」で決まります。追い出しだけの見積もりは安く見えますが、侵入口を塞がないと再発します。内訳の比べ方はネズミ駆除の費用相場と業者の選び方7つのチェックポイントで解説しています。
知っておきたい3つの注意点
- 平塚市は保健所を置いていない市——市のページは一般的な対策の案内が中心で、ねずみの相談先の明記は見つかりませんでした。県の平塚保健福祉事務所が窓口になる可能性がありますが、公式ページで確認できなかったため、電話で確認することをおすすめします
- 借りたカゴで捕れても、それだけでは終わらない——侵入口が残っていれば入り直します。封鎖まで含めて計画してください。→ 再発防止工事の内容と費用
- 賃貸なら先に管理会社へ——建物の隙間が原因なら修繕は貸主の義務が原則です。→ 費用は誰が払う?
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依頼前に確認したい4項目
- 見積もりの内訳が分かれているか——調査/駆除/封鎖/清掃消毒/保証が別々に書かれているか
- 侵入口を何箇所塞ぐか——箇所数と材料(金網・パンチングメタル)が書かれているか
- 清掃・消毒が含まれるか——フンの回収と消毒まで含むか
- 再発時の対応——アフターの範囲と期間を書面で確認する
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神奈川県のネズミ駆除でよくある質問
Q. 賃貸です。駆除の費用は大家と入居者のどちらが払いますか?
建物の隙間など構造上の原因なら、修繕は貸主の義務が原則です(民法606条)。ただし入居者には遅滞なく通知する義務があるため、先に業者を手配せず、まず管理会社へ連絡してください。→ 駆除費用は誰が払う?賃貸・持ち家の負担区分
Q. 捕獲器はいつまで借りられますか?
貸出期間や在庫は自治体・区によって異なります。川崎市は在庫状況によるため事前連絡が必要としています。窓口でご確認ください。
Q. 捕まえたネズミはどうすればいいですか?
扱い方は貸出時の説明のとおりにしてください。素手で触らず、手袋とマスクを着けて作業します。
Q. 薬剤をくれる市はもうないのですか?
今回確認した神奈川県内の市では、殺そ剤の配布は確認できませんでした。廃止の経緯を公開している市もあります。
Q. 天井裏を走る音がします。ネズミですか?
足音の重さと時間帯で見当がつきます。重い音や引きずる音なら別の動物の可能性があります。→ 屋根裏の物音の判別表
まとめ:借りられる器材を使い、封鎖まで見積もる
自治体は相談・助言と、地域によっては消耗品や器材の支援まで。駆除作業と侵入口の封鎖は自己負担で業者に依頼するのが基本です。まずお住まいの窓口で使える支援を確認し、そのうえで内訳の分かれた見積もりを比べてください。
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運営:株式会社uloie「駆除太郎」/本記事は2026年9月時点の情報をもとにしています。

















