東京23区・多摩地域では、区市によってネズミ対策で受けられる支援がはっきり違います。無料で侵入口を見に来てくれる区もあれば、相談と助言だけの区もあります。使えるものを先に確認してから業者を検討すると、ムダがありません。
結論:どの区市も「駆除作業」は行っていません。ただし大田区・世田谷区は無料の侵入口調査、新宿区・練馬区は粘着シートや殺そ剤の配布があります。実際の駆除・封鎖は自己負担で業者に依頼します。紹介窓口は東京都ペストコントロール協会(03-3254-0014)です。
東京都全域対応。天井裏の音・かじり跡は無料点検でご相談ください
この記事の目次
東京都の自治体はどこまでやってくれる?
| 自治体 | 相談 | 無料でもらえる・借りられるもの | 駆除作業 |
|---|---|---|---|
| 大田区 | 電話 | 無料の侵入口調査(専門員派遣・要申込) | 行っていない |
| 世田谷区 | 受付あり | 要予約・無料の侵入口チェック | 行っていない |
| 新宿区 | 受付あり | 粘着シート(1人1回)・殺そ剤サンプル(1人1袋) | 行っていない |
| 練馬区 | 電話・メール | 11〜4月に殺そ剤・粘着シートを配布 | 行っていない |
| 杉並区 | 「有害鳥獣等相談110番」 | 駆除方法の説明・市販品の案内のみ | 行っていない |
| 町田市 | 受付あり(助言) | 駆除用具の貸出も行っていない | 行っていない |
無料で調査に来てもらえる区がある
□ ネズミの駆除は行いません。□ 侵入口の封鎖作業は、ご自身で行っていただきます。(中略)1日につき4軒まで。1軒1時間程度。対象者 1 大田区内にある一般家屋(飲食店、理美容所などの事業所、賃貸の用に供する住居等を除く) 2 今年度初めての依頼 費用 無料
出典:大田区「自身でネズミ防除を行っても、被害が収まらない場合」(2026年7月27日更新)city.ota.tokyo.jp
大田区は、専門業者を自宅に派遣して侵入口の探し方・塞ぎ方を助言する事業を行っています。費用は無料。1日につき4軒まで、1軒あたり1時間程度で、対象は区内の一般家屋かつ今年度はじめての依頼に限られます。飲食店などの事業所と、賃貸の用に供する住居は対象外です。塞ぐ作業そのものは住民が行う前提で、駆除は行いません。
世田谷区も要予約・無料の「侵入口チェック」を実施しています。対象はネズミが発生している住居で、商店・事業所・空き家・屋外は対象外とされています。
「調査=駆除」ではありません。どちらの区も、見つけた侵入口を塞ぐ工事や駆除作業は行いません。高所や天井裏の作業が必要なら、業者への依頼を前提に考えてください。→ 再発防止工事の内容と費用
粘着シート・殺そ剤がもらえる区
保健所では粘着シートのサンプルをお渡ししています。(1人1回まで)
出典:新宿区「ねずみでお困りの方へ」city.shinjuku.lg.jp
新宿区は粘着シートを1人1回まで、殺そ剤のサンプルを1人1袋まで窓口で配布しています。練馬区は11〜4月の期間に殺そ剤と粘着シートを配布しています。いずれも「区で駆除は行っていない」と明記されています。
練馬区は広域団体ではなく練馬害虫防除協同組合(03-3948-1720)を案内している点が特徴です。個人宅への訪問調査・見積りには出張費が発生する旨も書かれています。
「自治体で借りた器材だけでは減らない」——そんなときは無料点検で侵入口を洗い出します
ネズミ駆除の費用相場【作業内容別】
| 作業の範囲 | 費用の目安 | 内容 |
|---|---|---|
| 部分的な駆除 | 1万〜10万円 | 1部屋〜数部屋。捕獲・毒餌・簡易な封鎖 |
| 建物一式 | 10万〜30万円 | 調査・駆除・侵入口の封鎖・清掃消毒 |
| 封鎖のみ(追加) | 1箇所5千〜2万円 | 金網・パンチングメタル・防鼠パテなど |
| 清掃・消毒(追加) | 2万〜10万円 | フンの回収・消毒・断熱材の交換 |
金額の幅は「どこまでやるか」で決まります。追い出しだけの見積もりは安く見えますが、侵入口を塞がないと再発します。内訳の比べ方はネズミ駆除の費用相場と業者の選び方7つのチェックポイントで解説しています。
知っておきたい3つの注意点
板橋区・足立区・八王子市は、今回公式ページで支援内容を確認できませんでした(2026年9月時点。ページが概要・リンク集のみのため)。お住まいの区市の窓口へ直接ご確認ください。
- もらえる薬剤だけでは終わらない——クマネズミは殺そ剤が効きにくく、警戒心も強い性質があります。→ クマネズミ対策の正解は?
- 賃貸なら先に管理会社へ——建物の隙間が原因なら修繕は貸主の義務が原則です。→ 費用は誰が払う?
- 東京都は相談状況の調査結果を公開している——都のページでは、都内の保健所等が受けた「ねずみ・衛生害虫等相談状況調査結果」が年度ごとに公表されています
依頼前に確認したい4項目
- 見積もりの内訳が分かれているか——調査/駆除/封鎖/清掃消毒/保証が別々に書かれているか
- 侵入口を何箇所塞ぐか——箇所数と材料(金網・パンチングメタル)が書かれているか
- 清掃・消毒が含まれるか——フンの回収と消毒まで含むか
- 再発時の対応——アフターの範囲と期間を書面で確認する
📄 業者選び10項目チェックリスト(PDF・231KB・無料)(新しいタブで開きます)
東京都のネズミ駆除でよくある質問
Q. 賃貸です。駆除の費用は大家と入居者のどちらが払いますか?
建物の隙間など構造上の原因なら、修繕は貸主の義務が原則です(民法606条)。ただし入居者には遅滞なく通知する義務があるため、先に業者を手配せず、まず管理会社へ連絡してください。→ 駆除費用は誰が払う?賃貸・持ち家の負担区分
Q. 区に頼めば無料で駆除してもらえますか?
できません。今回確認したどの区市も、民家の駆除作業は行っていないと明記しています。無料なのは相談・助言と、区によっては調査や消耗品の配布までです。
Q. 東京都ペストコントロール協会に頼むと安いですか?
協会は業者を紹介する窓口で、作業費用は依頼者の負担です。紹介を受けた場合も、内訳を確認して比べる姿勢は変わりません。
Q. マンションの上階から来ている気がします
共用部(パイプスペース・外壁)が経路なら管理組合の対応範囲になります。管理会社へ報告してから動くとスムーズです。
Q. 飲食店の近くで、店が原因だと思います
建物や店舗の衛生に関することは、お住まいの区市の生活衛生担当が相談先です。日時・場所・写真の記録を持参してください。
まとめ:使える支援を確認してから、内訳で業者を選ぶ
自治体は相談・助言と、地域によっては消耗品や器材の支援まで。駆除作業と侵入口の封鎖は自己負担で業者に依頼するのが基本です。まずお住まいの窓口で使える支援を確認し、そのうえで内訳の分かれた見積もりを比べてください。
駆除太郎は東京都を含む関東全域に対応。点検・見積もり無料です
運営:株式会社uloie「駆除太郎」/本記事は2026年9月時点の情報をもとにしています。

















