家で見るゴキブリは、おもに2種類です。大きくて光沢のある黒褐色のクロゴキブリと、小さくて屋内に住みつくチャバネゴキブリで、出てくる理由も対策も違います。高層階のマンションでも出るのは、この2種類目の性質が関係しています。
結論:家で見る2種類のうち、クロゴキブリは体長30〜38ミリメートルで屋外にもいる種類、チャバネゴキブリは15〜20ミリメートルで建物の屋内に住みつく種類です。高層階で見かける場合は、外から入ったというより、荷物とともに持ち込まれて屋内で増えている可能性があります。種類が分かると、断つべきものが決まります。
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2種類は、大きさと色で見分けられる
秋田市の資料に、2種類の特徴が並べて書かれています。大きさの差がそのまま見分けの手がかりになります。
体長30〜38ミリメートル、全体に光沢がある黒褐色/体長15〜20ミリメートルと小さい、背中に1対の細長い黒斑がある
出典:秋田市「衛生害虫(ゴキブリ)」www.city.akita.lg.jp
前者がクロゴキブリ、後者がチャバネゴキブリです。同じ資料では、クロゴキブリが関東から九州に生息し、チャバネゴキブリは全国に分布してビルなどの屋内に生息する、と分けて説明されています。
屋内に住みつく種類は、季節に関係なく建物の中で世代を重ねます。つまり冬に見かけたなら、外から入ってきたのではなく、その建物の中で育っていたことになります。
高層階でも出るのは、育つ速さと持ち込みのため
横浜市は、成虫になるまでの期間を種類ごとに書いています。屋内性の種類のほうが、はるかに速く増えます。
幼虫は何度も脱皮して、1年位(チャバネゴキブリの場合は2から3か月)で成虫になります
出典:横浜市「ゴキブリについて」www.city.yokohama.lg.jp
2か月から3か月で成虫になるということは、1匹が持ち込まれた数か月後には数が増えている計算になります。高さは関係がなく、建物の中に居場所と餌があるかどうかで決まります。
持ち込みの経路として自治体が挙げているのが、段ボールです。文京区は、段ボールには卵がついていたり成虫の隠れ場所になったりする、と説明しています。
宅配便の箱や、飲食店から持ち帰った資材をそのまま部屋に置くと、隠れ場所ごと持ち込むことになります。届いた箱は玄関で開けて、すぐたたんで外に出すだけでも違います。
潜んでいる場所から探す
姿を見た場所と、住んでいる場所は別です。広島市は、台所での生息場所を具体的に挙げています。
台所ではガスレンジ、流し台、冷蔵庫の下、家具と壁の隙間、排水口、換気扇などに生息します
出典:広島市「ゴキブリがよく潜んでいる場所と対策」www.city.hiroshima.lg.jp
どれも暖かくて暗く、狭い場所です。殺虫剤を部屋にまくより、こうした場所を1つずつ確かめて、餌と水を断つほうが結果が出ます。
| 確かめる場所 | 断つもの |
|---|---|
| 冷蔵庫の下 | 熱と食べかす |
| 流し台の下 | 水漏れ |
| 家具のすき間 | 隠れ場所 |
| 排水口 | 水と汚れ |
| 段ボール | 隠れ場所 |
住みにくい環境をつくるのが基本
薬剤は補助で、土台は環境です。横浜市は防除の基本をこう書いています。
清掃や整理整頓によってゴキブリが住みにくい環境をつくることです
出典:横浜市「ゴキブリについて」www.city.yokohama.lg.jp
同じページでは、食べ物や生ごみをふた付きの容器に入れること、小さなすき間をふさぐことも挙げられています。順番としては、餌と水を断ってから薬剤を使うほうが効きます。
- シンクの水気を寝る前に拭き取る
- 生ごみはふた付きの容器に入れる
- 段ボールをためない
- 冷蔵庫の下と裏を定期的に掃除する
- 家具と壁のすき間を減らす
集合住宅では、自分の部屋だけ対策しても隣から移ってくることがあります。共用部の排水や廊下で見かけるなら、管理会社に相談するほうが早く収まります。
よくある質問
Q. 賃貸です。駆除費用は誰が負担しますか。
専有部分の生活由来なら入居者、共用部や建物の構造が原因なら貸主側という分かれ方が一般的です。まず管理会社へ連絡して、発生場所を伝えてください。→ 駆除費用は誰が払う?賃貸・持ち家の負担区分
Q. 高層階なのに出ます。外から登ってきたのですか。
屋内性の種類なら、建物の中で増えている可能性があります。持ち込みの心当たりと、台所の生息場所を先に確かめてください。
Q. くん煙剤をたけば終わりますか。
隠れている卵には効かないことがあります。数週間後にもう一度行うか、餌と水を断つ対策と組み合わせてください。
Q. 業者に頼む目安はありますか。
毎日のように見かける、昼間にも出る、共用部でも見かけるといった状態なら、発生源が自室の外にある可能性があります。→ ゴキブリ駆除を業者に頼む場合の費用
まとめ:種類が分かれば、断つものが決まる
大きくて光沢のある種類は屋外にもいる一方、小さくて背に黒い斑のある種類は屋内で増えます。高層階で見かけるなら、持ち込みと室内の発生源を疑う。餌と水と隠れ場所を減らしてから薬剤を使う、という順番が結局いちばん早く終わります。
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運営:株式会社uloie「駆除太郎」/本記事は2026年9月時点の情報をもとにしています。













