家のまわりでコウモリを見かけたら、どこかにすき間があります。日本の家屋で見つかるアブラコウモリは体長が5センチメートルほどしかなく、人が見落とす場所から出入りします。ふさぐ場所より先に、ふさいでよい時期かどうかを確かめるのが順番です。
結論:コウモリは鳥獣保護管理法で捕獲・殺傷が禁じられているため、追い出してからすき間をふさぐ形になります。冬眠の時期と夏の出産の時期は追い出しが難しく、自治体も別の時期を勧めています。中にいる状態でふさぐと、取り残された個体が死んでにおいが残ります。
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この記事の目次
家に入るのは体長5センチメートルほどのコウモリ
住宅で問題になるのは、アブラコウモリと呼ばれる種類です。国立環境研究所の資料には、大きさとねぐらの場所が書かれています。
体長50mm程度のコウモリ/建造物や洞窟などをねぐらとし、公園・農地・河川・ため池など開けた場所で採餌
出典:国立環境研究所「侵入生物データベース アブラコウモリ」www.nies.go.jp
体長5センチメートルというのは、手のひらに載る大きさです。どれくらいのすき間なら通れるかを数値で示した公的な資料は確認できませんでしたが、外から見てすき間と思わない場所が入口になっている、というのが現場での実感です。
捕まえることも、殺すこともできない
野生のコウモリの扱いは、法律ではっきりしています。つくばみらい市はこう書いています。
野生のコウモリは、鳥獣の保護および管理ならびに狩猟の適正化に関する法律により捕獲・殺傷が禁止されており
出典:つくばみらい市「コウモリを見かけたら」www.city.tsukubamirai.lg.jp
つまり、見つけて捕まえるという解決策はとれません。できるのは、出ていってもらってから入口を閉じることだけです。この順番を守らないと、中に取り残す結果になります。
北九州市は、ふさぐタイミングを条件つきで説明しています。中にいる状態でふさがないこと、という趣旨がそのまま書かれています。
軒下にいる場合は、コウモリがいない時に(または追い払ってから)、その場所にネット(網)などをして侵入を防いでください
出典:北九州市「よくある相談と対策【コウモリ】」www.city.kitakyushu.lg.jp
同じページには、火を使わない煙の出るタイプの害虫駆除剤を屋根裏に置く方法や、忌避剤を置く方法、ライトアップで居心地を悪くする方法も挙げられています。
作業してよい時期と、避けたほうがよい時期
時期の考え方も、自治体が書いています。冬と夏が難しいという整理です。
冬眠時期及び夏の出産時期は追い出しが難しいため、それ以外の時期に対策を行う方が効果的です
出典:北九州市「よくある相談と対策【コウモリ】」www.city.kitakyushu.lg.jp
冬は動きが鈍く、出ていってくれません。夏は飛べない子がいるため、親だけが出て子が残ります。春と秋が作業しやすい時期という理解になります。
| 時期 | 作業のしやすさ |
|---|---|
| 春 | 動きやすい |
| 夏 | 子がいる |
| 秋 | 動きやすい |
| 冬 | 冬眠中 |
見ておくすき間の場所
外を一周して、下から見上げる角度で探すと見つかりやすくなります。フンが落ちている真上に入口があることが多いためです。
- 換気口の網が破れていないか
- 瓦やスレートの端が浮いていないか
- 戸袋やシャッターの収まりにすき間がないか
- 外壁のつなぎ目のコーキングが切れていないか
- エアコンの配管まわりのパテが痩せていないか
高い場所の作業は落下の危険があるため、脚立で届かない範囲は無理をせず、写真を撮って相談してください。→ コウモリを追い出してよい時期の判断
よくある質問
Q. 賃貸です。すき間をふさぐ費用は誰が払いますか。
建物の構造が原因なら、修繕は貸主の義務が原則です。入居者には通知の義務があるため、先に業者を手配せず管理会社へ連絡してください。→ 駆除費用は誰が払う?賃貸・持ち家の負担区分
Q. フンの掃除はどうすればいいですか。
乾いたフンは舞い上がるため、マスクと手袋をつけ、湿らせて拭き取ってください。→ コウモリのフンの掃除と健康面の注意
Q. 市役所は駆除してくれますか。
多くの自治体は駆除を行わず、相談と情報提供にとどまります。対応は市によって違うため、住んでいる市のページを確認してください。
Q. 1匹だけなら放っておいてよいですか。
同じ場所に戻る性質があるため、入口が開いたままだと数が増えることがあります。フンが続けて落ちるなら入口を探してください。
まとめ:出ていってから閉じる、が唯一の順番
コウモリは捕まえることも殺すこともできないため、追い出してからふさぐしかありません。冬眠期と夏の出産期は避け、春か秋に作業する。フンの真上を探して入口を見つけ、いないことを確かめてから閉じる。この順番だけ守れば、においの問題は起きません。
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運営:株式会社uloie「駆除太郎」/本記事は2026年9月時点の情報をもとにしています。














